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ユトリエ書房 =ゆとり+アトリエです。本屋の話中心です。ではグーテンベルク!←書店の挨拶(嘘)

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ホリー・ガーデン ★★★★★

江國香織作。
野島果歩と甲田静枝は幼馴染。失恋で心のバランスを崩し男性と適当なつきあいをする果歩を心配する静枝。一方昔自分の不倫を批判したのに今画廊のオーナーと不倫関係にある静枝をちょっと複雑な気持ちで見やる果歩。正反対の2人だが心の奥は深い信頼で結ばれている。
果歩を慕う年下の中野君の存在がいい中和剤になって、ゆるやかに時は過ぎていく。

江國作品の中では目立ってない方ですが、この作品が一番好きです。
特に果歩側の小ネタが可愛らしく、カフェオレボウルで紅茶飲んだり、休みの日に一人でピクニックに行ったり・・・やっちまったよオレ!!
でもこれ、どこかで心を閉ざしている果歩らしいエピソードですね。ものすごい手の込んだ和食を毎日作って毎日違う友達を夕食に招待するくせに、急に中野君に訪ねてこられて「ゴミが捨てられない」とぼやく香歩。一方水泳で汗を流し朝はコントレックスとビタミン剤、「料理しない、結婚もしない」と言い放つ静枝。10年ほど前の作品ですが、今読んでも全然色あせないんでしょっちゅう読みすぎて表紙が色あせたよ。
でも同じ職場に香歩いたら正直むかつくかも・・・「私用電話は程々にして仕事しろ!」って象足でなくても言いたくなるわい。
愛想はいいし美人なのに何考えてるかわかんないし。象足に一票。
「いつまでこんな生活続けるつもりか」と静枝が問うた時はオオッと身を乗り出しましたが、結局はぐらかすのも江國流か。
話に筋らしい筋も無いので映像化は無いと思いますが、初めて読んだ時は江角マキコに静枝を演じてもらいたかった。今は昔。

棚に差しとくとあんまり売れないけど、オリジナルフェアをかます時は、この作品と村上春樹の「遠い太鼓」無理やり理由つけて必ずいれます。もちろんPOP付で。必ず売れます。今回の「女性が秋に読みたい文庫フェア」にも入れて、初回分はあっという間にはけました。
なのに、ああ、なのに。昨日入荷してきた「ホリー・ガーデン」になんと腰帯がついてるではないですか!どこかの書店員さんのおすすめで、本屋が仕掛けるベストセラーみたいな帯!アタシが先に押してたのよオオオオオ~と思うのはナンセンスだってわかってるけども!最近よくある本屋からベストセラー仕掛けましょって風潮は正直萎えます。
そんなの出版社や取次から強制されるモンじゃないと思うし。個々の本屋が自発的にやってく物でしょ。「白い犬~」とか「セカチュー」の例見たら美味しいのはわかるけどさ・・・上からアタシの手作り帯かけてやる。っていうかもう押すのやめよかな・・・勝手に売れてくだろうし。
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ふみQ
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本に携わって10年にならんとす。
合間をぬって漫画描いたり
温泉に行ったりしてます。

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